追い返された東電社長
コメンテーターの杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)は「最初は半径20キロ、30キロで区切りましたが、同じ20キロ圏でも風向きや地形など場所によって放射線量が違う。その実態に合わせて範囲を変えようということだが、これぐらいならこれぐらいのリスクがあるとちゃんと根拠を示して説明しないといけない」と指摘する。
震災発生から1か月の4月11日、東電の清水正孝社長が初めて福島県を訪れたが、佐藤雄平県知事との面会すらできなかった。報道陣からは「県民の怒りは届いているのですか」「県民の声を直接聞こうとしないのですか」と厳しい質問が飛んだ。1か月たっても、まだ何の区切りもついていない。
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一ツ石| 似顔絵 池田マコト