9・11直後のNY市長「普通の生活を」
自粛まん延にコメンテーターの八代英輝(国際弁護士)はこう言う。
「自粛の背景にあるのは不謹慎視だと思う。不謹慎視する風潮を広めるのは良くないですよ」
経済ジャーナリストの荻原博子「アメリカの9・11の時に、ニューヨーク市長は『皆さん普通の生活をして下さい』と呼びかけた。あまり過度に自粛ムードが進むと経済そのものが回らなくなる。普通の生活を送ることが被災地を支えることになる」
自粛を奨励した都知事と「普通の生活を」というニューヨーク市長。政治家としての見識の違いだろう。自粛、自粛で日本人全体が沈んでいては被災地を支えきれなくなるとの懸念は、一考に値すると思う。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト