ゴルフの祭典、マスターズ・トーナメントが開幕する。TBSは8日(2011年4月)午前4時から最終日まで4日間中継する。「朝ズバッ!」はその間お休みするが、今週に入ってスポーツコーナーでこの話題を取り上げてきた。日本からは石川遼、池田雄太、藤田寛之、それにアマチュアの松山英樹(東北福祉大)の4選手が出場する。
池田雄太、松山英樹は東北福祉大
震災の今年、各選手には格別の思いがある。石川はこのマスターズを手始めに今年の獲得賞金をすべて被災地への義援金とすることを表明した。「被災地の皆さんと一緒に戦っていく1年にしたい」とう思いからだ。19歳のプロゴルファーのこの決断は現地のメディアも大きく取り上げ、他の出場選手からも称賛を浴びた。
松山は被災地、仙台の東北福祉大。「こんなときだからこそ頑張って来い」と送り出された。池田も東北福祉大の出身だ。
米・ジョージア州オーガスタから直前の心境を聞く。
石川「すべてがいい状態です」
池田「初日から気合をいれていきたい」
藤田「年齢(41歳)は感じていない。本当にワクワクしている」
松山「気持ちが高ぶっているが、粘り強く戦っている姿をみてもらいたい」
解説の芹澤信雄がそれぞれの選手についてコメント。
「石川選手はここ2か月、最高のでき上がりで、本人もかなり自信をもっています。藤田選手は一番練習ラウンドをしており、小技が生きればかなり期待できます。池田選手は2年目の余裕もあり、相当気合が入っています。松山君は緊張していて、自分のプレーができるかどうか不安もありますが、アマチュアとして楽しんでほしいですね。
今回の日本選手はみんなで頑張ろうという気持ちが見えていいですね」
ウッズにオーラなし
過去4度優勝のタイガー・ウッズの復活も注目のひとつだが、芹澤によれば「正直いって、これまでのオーラがみられない」そうだ。
昨年は日本の賞金王として出場した石川に優勝争いを期待する声もあったが、2年連続して予選落ちしたせいか、さすがに今年はそこまでの声は聞かれない。それに最近、世界のゴルフのレベルは若手の台頭やヨーロッパなど米国勢以外の頑張りで相当高くなっている。まずは、予選突破が第1だ。
司会のみのもんたの期待も「4人とも予選を通ってくれるといいね」