東京のサクラはきょう(2011年4月6日)あたりが満開というので、大西洋平アナが目黒川から中継。しかし、いつもならたくさんいるはずの外国人観光客の姿がさっぱり見えないという。
台東区の旅館「澤の屋」は客の90%が外国人だが、「この7日間はゼロ」。災害のあと3月はほとんどキャンセル。4月も5月も続くのではという。浅草で外国人に聞いても、「一緒に来るはずの1人はやめた」(アメリカ人)、「東京の滞在を短くして4日」(オーストラリア人)といった 具合だ。
司会の羽鳥慎一は「衝撃的な数字ですね」という。神田瀧夢(タレント)も「海外からのメールは、みな、お前生きてるかと、日本全体が津波みたいに思ってる。アメリカから帰った友人も、大丈夫じゃないか、なんて言ってる」
小松靖アナ「激しい映像ばかりが流れましたからねぇ」
漫才の宇治原史規「大阪は普通に戻ってますね。日本全体で考えた方がいい」
満開の上野公園も「こんな少ないの初めて」
肝心のお花見の方も、石原都知事が「やめたらいいんだよ」といったせいかどうか、上野公園が「こんなに人が少ないのは初めて」という状態。そんな自粛ムードの中、1本のYouTube動画が注目されている。3日間で再生16万回というから驚くが、岩手・二戸市の酒蔵「南部美人」の5代目蔵元・久慈浩介さんの訴えだった。
「酒を飲んでいる場合ではないというのが、この東北の現状ではありますが、このままでは経済的な2次被害を受けてしまいます。だから、 われわれには自粛をして頂くことよりも、お花見をして頂ける方が有り難い。岩手のお酒を飲むことで支援をお願いいたします」
赤江珠緒キャスター「南部美人おいしいですよね」
羽鳥「そうですか」
赤江「ハイ」
東ちづる(女優)「お酒を飲めばおつまみも必要だし、活性化しますよ」
羽鳥「自粛はともかく、萎縮しては何もできない」
東「罪悪感があると思うが、それを転換して、お金を使おうと」
羽鳥「お笑いの人たちも悩んだでしょう」
宇治原「吉本はすぐ劇場を開始して、そこへ募金箱を置いたりした。普通に楽しんで消費すれば、それが復興の一部になる」
「南部美人」「あさ開」「月の輪」
その蔵元・久慈さんが電話で出演。
久慈さん「今回、岩手の『あさ開(びらき)』さん、『月の輪』さんと私どもと3社で、岩手の食材を食べ、お酒を飲んでいただいて復興のご支援をという願いからです」
東「覚悟が必要でしたか」
久慈「いろいろご意見もありますので、3社でやりました」
神田「買うにはどうしたらいい?」
久慈「東京には3社のものは流通してますし、ホームページもあります。できれば、東北のもの全部を買っていただきたい」
赤江「お花見シーズンは出荷も多いんですか」
久慈「12月と今ですね。食材の出荷も多いです。バカ騒ぎをしろというのではなく、長い目で東北のものをということです」
神田「久慈さーん、わたし今日ネットで買います」
久慈「ありがとうございます」
動画の再生回数はいまや26万回に達しているそうだ。