新番組「モーニングバード!」はライバルの日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」から羽鳥慎一を引き抜いて、「スパモニ」の赤江珠緒と組んだ新コンビだ。
毛利庭園のサクラの下から始まった。羽鳥は「六本木ですね。この違和感」という。そりゃそうだ。先週まで 「ズームイン」とやっていた。歩いてスタジオまで入って、「新鮮な気持ちでいっぱいです」
月曜日のレギュラーコメンテーターは気象タレントの石原良純、モデルの前田典子、作家の青木理の3人。 これもおずおずとしたスタート。番組構成も「情報満載ライブショー」としているから、ストレートニュースというより、お話中心のようだ。
戸越銀座で街角デビュー
羽鳥が街へ出て声を聞くというコーナーがまずは売りらしい。初日は戸越銀座商店街だった。テーマは「この春チャレンジしたいこと」。さすが顔が売れているから、さっそく反応はあるのだが、「事情があってテレビ朝日に移りました」と言い訳が出る。子どもに向かって「ズームインが大人の事情で変わってね」なんて。
「テレ朝というと?」と話を向けると、街の人々は「ドラえもん」
羽鳥「モーニングバードですからよろしく」
「絶対見ます」
羽鳥「赤江さんを好感度1位にアナにする運動を!」
「がんばって」と通りの向こうから声もかかる。女性ばかり。なかには、「ズームやめちゃったんですね」と扉を閉められちゃったり。
「いつも4チャンネル見てたんです」
羽鳥「これからは?」
「NHKかな」(爆笑)
社交ダンスにチャレンジ中という女性と、ダンス教室へ行って踊ったりしたあと、お団子屋さんで団子をくれたおじさんがキメた。
「キャラクターを変えるか、新しいものをやって半年、1年がんばってみて判断する。何でも3年はやってみることだな」
これを受けて、「ぜひテレビ朝日の方にも、そのまま伝えたいですね」(笑い)
青木理は学生時代に戸越に下宿していたとかで、「クリスマスイブに銭湯へ行ったら、おばちゃんがチョコレートくれて、がんばりなさいよ、なんてね」
羽鳥「向こうから声がかかりました」
新しい決めポーズ
毎週どこかへ行くのだといい、カメラに向かって「あなたの街へ行くかもしれません」とズームインの手つきになってしまい、あわてて手を振って、「何かポーズを考えないといけませんね。ポーズを募集します」
しれっとして厚かましいのが、羽鳥の持ち味なのか。最後にはコメンテーターの面々にも「わたし、いかがでした?」なんて聞く。前田典子がまた「けっこうバードな感じで」
これまたいい勝負だった。