これからずっと続く「節電」
需要が供給をオーバーして大停電になると復旧が大変なる。そのためにあらかじめ需要を抑える計画停電というわけで、、主旨はみなわかっている。整然とした受け止め方に外国メディアは驚いていたが、問題は需要が増える夏だ。
電力システム研究の岩本伸一・早大教授に、司会のみのもんたが「電気に頼りすぎですかね」と聞く。
岩本教授「そうですね。私が子どもの頃はエアコンがなかったから、10アンペアでよかったが、エアコンだけで10Aですから」
みの「扇風機でしたね」
岩本「扇風機は30ワットです」(笑い)
福島の第1、第2原発のダウンで900万KWの不足。
岩本「これの復旧はないから、1000万KWの不足はずっと続く」
北海道電力から60万KW、関西電力など西から100万KWといっても、あくまで緊急用でしかないという。
東電が出した7月の需要予測は5500万KW(昨年は6000万KWだった)。対して供給は4650万KWだ。 実際は、すでに2割くらい消費を減らしているのだそうだが、これだけ差があると計画停電は避けられない。
岩本「節電でもいいが、事情がわかっているんだから、東電がこうすればいいと提案すればいい」
岩本教授の提案のひとつは「CO2が少ない新型石炭ガス化発電所」。石炭は今後250年もつのだそうだ。LNGはもっとCO2が少ない。 もうひとつはお盆休みを分散してずらせ。「ピークをずらせばいい」とこちらの方はわかりやすい。
みの「早稲田の先進理工学部というのは、そういうことを研究してるんですか」
岩本「そうです。停電も研究してます」
なるほど……。