「スッキリ!!」は宮城県・東松島市で行方不明者を捜索する地元消防団に密着取材。「本当に頭が下がります」と司会の加藤浩次は感動している。
「私はまだいい…」
宮城県東松島市の消防団団長・阿部誠氏と団員たちは瓦礫の山を一つずつ丁寧に見て回っている。阿部も被災者の一人。今回の地震と大津波で妻と孫3人、息子の嫁を失った。阿部は「できるだけ思い出さないようにしている。でも、ついつい思い出してしまう」と唇をかんだ。
「でも、私はいい。無事に(遺体が)帰ってきたから。まだ、帰ってこないたくさんの人がいる。早く見つけてあげないと」
コメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)はこう話す。
「私たちが普段使っている無事と、阿部さんが言う無事は意味が違う。まだまだ家や家族の元に帰れない遺体があるので、早く探してあげなければという思いが込められている」 キャスターのテリー伊藤「町が消えてしまったということは、これから新しい町作りが始まるということ。当然、そこには建設や土木などが必要で雇用が生まれる。雇用は地元の人優先でやって欲しい」
言わずもがな…。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト