排水成功でも放射能汚染「たまり水」処理できるか

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   「今回の原発事故は、東京電力は津波が原因で起きたとしているが、本当にそうなのか。地震で壊れ、そのあと津波に襲われたのではないのか」とコメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)は疑問を投げた。

   東電は2号機のタービン建屋のたまり水からヨウ素134が通常の1000万倍にあたる29億ベクレルと発表したが、その後にヨウ素とセシウムを取り違え、その量も10万倍と訂正した。

パイプ破損の可能性

   司会の加藤浩次「それでもこの値は異常ですよね」

   東海大学教授の高木直行教授「炉の中で発熱しているのかも知れません。それによって、どこかが壊れているのかも」

   加藤「たまり水の原因はなんだと思いますか」

   高木「原子炉から出ている何本かのパイプのうち、どこかのパイプが破損している可能性が考えられます。とにかく今はたまっている水の除去が必要です」

   キャスターのテリー伊藤は「除去できたとしても、その汚染された水をそのあとにどう処理するのか」と心配する。

   勝谷「今回のたまり水の問題だけではなく、野菜や飲料水の汚染、海水の汚染についても、東電や専門家は事故直後から知っていたはず。正確な情報を早めに出してもらわないと、国民の不安は募るばかりだ」

   拙劣な発表が、政府や東電はもっといろいろなことを知っていて隠しているという疑心暗鬼を生み、風評やデマを広げることになる。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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