センバツ開幕!宮城・東北高校「自分たち見て元気を出して」

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家族と連絡取れなかった選手

   一時は出場が危ぶまれた東北高校。選手たちの入場にはひときわ大きな拍手が送られた。大会直前まで家族と連絡の取れない選手もいた。そうした中、近くの避難所でボランティア活動にも精出す部員もいた。普段から地域の雪かきや落ち葉の片づけなどの活動に取り組んでいるのだそうだ。それだけに、地元のファンたちも温かいエールを送る。

   町内会長は「ライフラインがない時、おにぎりを差し入れてもらったことがある。東北高校は地元の学校という意識が強い」と話す。

   鉢巻きに法被姿の私設応援団長「出るかどうかわからない状況だったので、入場した姿をみたらこみ上げるものがありました。恥ずかしくプレーをしてくれればそれで十分です」 上村健人主将は「自分たちのプレーを見て東北の人たちに元気を出してもらえれば」と語る。「がんばろう!東北高校」だ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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