「東京の水道水」どこまで飲んでいいのか、使っていいのか

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   東京電力福島第一原発の事故による放射性物質の汚染は、野菜、原乳などの出荷停止・摂取規制から、ついに水道水にまで及んだ。ニュースが流れたとたんスーパーなどからミネラルウォーターが消えた。

   東京都はきのう(2011年3月23日)、 葛飾区の金町浄水場の水道水から乳児の規制値を上回るヨウ素131が検出されたとして、23区と多摩地区の5市に「1歳未満については、粉ミルクを溶くなど水道水の使用を控えるよう」(石原知事)求めた。

   都は乳児8万人を対象に ミネラルウォーター24万本(550ml入り3本づつ)の配布を決めたが、水は毎日使うものだ。家庭だけでなく保育所だってある。また、東京が汚染されていれば、他県も同様だろう。

煮沸、浄水器は効果なし

   では、水道水はどこまで使えるのか。政府は乳児以外の日常の使用は心配はないと冷静な対応を呼びかけているが、司会のみのもんたは「朝昼晩飲んでるものですよ。ただちには大丈夫、何年も飲めばといわれたってねぇ。それに、22日に出た結果がなぜ23日の発表だったのか」と息巻く。放射線医学総合研究所の島田義也氏が対応を説明した。

   ★煮沸してもダメ

   ★浄水器の効果は期待できない。ヨウ素を除ける特別なものだけ。

   ★洗濯や食器洗いは問題ない。

   ★シャワー、風呂は問題ない。

   ★炊飯、料理は水が口に入るため問題がないとはいいきれない。

   ★歯磨き、うがいは問題ない。

   ★母乳で育てている母親が飲むは注意が必要。汚染は母乳に出る。

   ★妊婦も胎児への影響があるので、これも注意が必要。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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