同じ畑でも県境超えるとダメ―さっぱり分からん野菜出荷停止

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   きのう東京都が千葉・旭市産の野菜26品目の出荷自粛を千葉県に要請して騒ぎになった。旭市は津波の被害を受け死者を出している。一昨日に政府が出した出荷停止の指示は、福島、茨城、栃木、群馬の4県だけで、千葉は入っていない。ところが、都中央卸売り市場の検査で、旭市産の春菊から規制値の2倍の放射性よう素が検出された。都はほかの25品目も含めて自粛を求めたのだ。

   要請を受けて千葉県は3日間の自主的出荷停止を決めたが、これに農水省が「科学的・客観的な根拠がある場合を除き、対象以外の(市場の)受託拒否は正当な理由とは認められない」との判断を出した。これを受けて、都は旭市産の春菊以外の出荷自粛要請を撤回した。

「冬場はハウス栽培なのに」千葉・旭市農家

   1日にキュウリ5000本を出荷している旭市の農家は、「冬場はビニールハウス栽培だから、放射性物質の降下はありえない」という。ホッとする一方で、いったん疑惑をもたれた商品の弱みを心配する。すでにほうれん草では福島産以外でも「不買」は広がっている。

   司会のみのもんた「汚染されているかどうかは、調べればわかるでしょう。よくわからない風評は差別ですよ」

   きのうはまた、福島産の10種類の野菜が規制値を超えたとして、厚労省は「摂取を控えるように」と呼びかけた。

   みの「数値がはっきり出ていればわかるが、この『ひかえるよう』ってのは何なの?」

   若狭勝(弁護士)「行政指導。お願いだけど、強いお願いです」

   内野雅一(「週刊エコノミスト」編集長)「厚労省は責任をとりたくないんですよ。汚染というだけで購買行動に響く」

   みの「規制値はそのためにあるんだから、きちっとやればいい。ところで、県境はあるけど、空気に境はないでしょう。県境から1メートル先はどうなのよ」

   井上貴博アナも「わたしたち伝える側も困ります」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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