福島原発事故では、昨日から自衛隊ヘリの空中から放水、あるいは地上からの放水がはじまった。
「これまで(原発が)悪化する状況がずっと毎日続いてたわけですよね」と玉川徹リポーター。このごろ毎日出演している専門家ゲスト(地震・津波・原発以降、番組のレギュラーコメンテイター陣はほとんど存在価値を失っている)の中島健・京大原子炉実験所教授が「はい、はい」とうなづく。
「わたしも心配していたんですが、放水ができたというのは、ある程度、悪化じゃないほうに行きはじめたと思っていいんですか?」。 玉川は手に持った赤ペンで空中に右肩下がりの線を描くと、それを若干上向きにした。
「私はそう思いたいですね」と教授。また、昨日の番組でも、東電が外部から電源を引いてきており、もし原子炉冷却系の電力を回復することができれば、事態の好転に相当の期待が持てる。「少し明るい兆しが見えてきたんではないかと思います」と教授は言う。
文
ボンド柳生