停電の中でラジオが尋ね人放送「昭和20年代にあったよ」(みのもんた)

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   計画停電3日目のきのう(2011年3月17日)、東京地区は午前8時から9時で気温が3.7度と低く、電力使用量がはね上がった。このため、供給量3350万キロワットに対して、需要が3292万キロワットときわどい状況になった。

   海江田経産相は午後3時に急きょ会見して、「このままの使用が続くと、大規模停電に陥る可能性がある」と一層の節電を呼びかける一方、鉄道各社に夕方の運行削減を要請。JR山手線、京浜東北線は1割、東京メトロは1~2割ほど本数を減らし、新宿、池袋、北千住などでは一時入場規制をするなどの事態になった。

3連休も停電実施

   通勤の足も節電次第。節電が足らないと大規模停電になりかねない。この間の事情を飲み込んでいるからか、乗客も辛抱強く対応して大きな混乱はなかったという。外国メディアは震災被災者の状況も含めて「秩序ある日本人」と賞賛しているが、ある意味、日本人にも驚きだ。

   計画停電はきょう停電時間の延長、3グループ同時などさらに強化される予定で、対象は1800万世帯に及ぶ。

   司会のみのもんたは「不自由と思わないことですよ」と言う。みのが住む湘南地区もきのう2回の停電があった。「久しぶりにローソクでね、ラジオを聞いていました。そしたら『尋ね人』をやってた。昭和20年代にあった、あれが始まっていた」

   東日本大震災の被災者や親族探しの人たちがメッセージを寄せている。これは「朝 ズバッ!」もやっているし、新聞も大きなスペースを割いている。壊滅状態の市町村が広域におよぶ今回は、終戦直後の状態に近いかもしれない。 実際、かなりの効果をあげているらしい。

   与良正男(毎日新聞社論説副委員長)「大規模停電にならなくてよかった。これが起こっちゃうと復旧に時間がかかる。計画停電というより計画供給といった方が正しいと思う。長期になるから、慣れていかないといけない」

   井上貴博アナ「東電は大規模停電を回避するために、3連休も停電するそうです」

   みの「世界が見てますからね。何としても乗り切りましょう」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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