朝8時9分頃の最新情報として、「東電がかせつ(仮設?)電源の工事に着手することを明らかにした」と赤江玉緒キャスターが伝えた。早ければ午前中にも放射線量の低いエリアに電源車や分電盤などを設置するという。原発本来の冷却システムを作動させようという試み。
臨界事故を研究している中島健・京大教授は「うまくいけば、かなり(状況は)改善が期待できる。電源が回復すれば、冷却設備が多少壊れていても、冷却系統は複数あるので、どれかは期待できる」と言う。
しかし、冷却装置が働かないのは電源だけのせいとは限らない。電源をつないでも、ポンプが回らない、弁が動かないといったことは想定されるという。「どこまで(冷却システムが)被害を受けてるか。しかし複数の系統がある。全部駄目になってることはないのではないかと期待しています」
使用済み燃料冷却のための手探り状態が続く。
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ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト