「原発退避」運送業者も入れない!支援物資届かず孤立

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「あそこは30km圏内で危ないから届けられませんと言われたら最悪ですよ」

   壊滅的な津波の被害に加え、福島原発の放射能漏れ事故という2重の被害にあっている福島県南相馬市。市民から悲痛な叫びが伝わってきた。

被災地格差

   30km圏内の屋内退避と20km圏内からの退避規制が混在する南相馬市で『被災地格差』が起きている。やはり市の半分が30km圏内という隣接の田村市や30km圏からは外れているが、福島原発南側のいわき市も似たような状況にあるという。

   「屋外に出てはいけないと命令される。じゃあ食べ物はといっても支援が入らない。どうすればいいんですかね」とキャスターの小倉智昭が話す。

   南相馬市の桜井勝延市長が電話で被災地の怒りを次のように訴えた。

「支援の電話やメッセージが届いており感謝していますが、残念ながら支援物資が入りづらい状況で、孤立せざるを得ない状態になっています。
   30km圏に指定されたおかげで悪い影響が出ている。そこへ入ってはならないと報道されており、支援物資が届かない」

   小倉「どうすればいいんですかね」

   市長「支援物資は郡山市や近くの川俣町までは来るが、そこまで我々が職員を出して取りに行かなくてはならない。昨日(2011年3月16日)も運転手を調達するのに深夜までかかり、取りに行った」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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