社員も経営者も踏ん切りがつく
キャスターの小倉智昭「計画停電はファジー(曖昧な)状態になっているようです」と皮肉ったが、新幹線やタクシーで通勤せざるを得ないサラリーマンは大変な出費と苦役だ。あまりにも計画が細かすぎて混乱しているのか、防災専門家の山村武彦はつぎのように指摘した。
「需要のかなりの部分は企業や工場などの大口需要家。これが圧倒的に多い。一般家庭用送電をわずかずつ止めるより、そちらを優先的にストップべきだと思いますよ。産業にどの程度影響があるかは考えないといけないが…」
IT会社社長の夏目剛「JR東日本や私鉄はほんの一部区間しか運行していない。(政府が)休日扱いにしようとメッセージを出した方が、社員や経営者の踏ん切りがつく」
こんな混乱4月いっぱいまで続くとなると、首都圏のサラリーマンは持たない。もう一度計画を練り直した方がいい。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト