吃音の英国王ヒトラーとの戦争…国民へスピーチ伝わるか?

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で
(C)2010 See-Saw Films. All rights reserved
(C)2010 See-Saw Films. All rights reserved

<英国王のスピーチ> 王としての優れた資質がありながら、重度の吃音に苦しむ英国王ジョージ6世と、平民で風変わりな言語聴覚士との身分を超えた友情の物語である。今年のアカデミー賞で「ソーシャル・ネットワーク」を退けて、作品賞を含む4部門に輝いた話題作だ。

兄の退位で望まぬまま王位継承

   1930年代のイギリス。国王ジョージ5世の次男アルバート(コリン・ファース)は、子供のころから吃音に悩む内向的な性格だった。結婚してからは、妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)の勧めで、言語聴覚士ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)の診療所に通っている。ライオネルは平民ながら王族を特別視せず、アルバートに型破りな治療を次々と施していく。反発するアルバートだったが、努力の甲斐あって次第に症状は軽減。二人の間に信頼が芽生えていく。

   そんなある日、国王の兄・エドワード8世(ガイ・ピアース)が、離婚歴のあるアメリカ人女性と結婚するため退位してしまい、アルバートはジョージ6世として望まぬままに王位を継承する。

   さらに時代は第二次世界大戦に突入、イギリスはヒトラー率いるドイツを相手に開戦。まだ吃音が治らないアルバートは、国王としてイギリス国民に団結を訴えるスピーチをしなければならなくなる。

姉妹サイト