イタリア・セリエAの名門インテルで初ゴールした長友佑都の評価が高い。現地の新聞も「長友フィーバー」と大々的に報じているが、そのなかに「塩漬けプラムのおかげでこんなに走れるんだ」というのがあった。「塩漬けプラム」は記事では「Umeboshi」と説明がある。司会のみのもんたは「目のつけどころ」コーナーで梅干しに注目した。
現地スポーツ紙が驚いた「塩漬けプラム」パワー
6日(2011年3月)の対ジェノア戦で、途中出場の長友は後半39分、ゴール前で受けたパスを相手DFを押しのけて左足で豪快に蹴り込んだ。DFながら再三ゴール前まで突っ込むスタイルにサポーターもびっくりだが、これも豊富な運動量あればこそ。その秘密は「塩漬けプラム」というわけなのだ。
イタリアのスポーツ紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」はチームメイトにお辞儀する長友の写真とともに、「梅干し」を大きく伝えている。長友はブログで「こればかりは手に入らないから、日本から持って来てもらった。すごくうまいっす」と紹介、和歌山・みなべ町にある東農園産の梅干しだ。天保5年創業の老舗、5代目の東善彦社長(68)は「紀州出身の世界的な選手に選んでいただいて、率直にうれしかった」 と喜ぶ。
この梅干し、お値段も立派で1粒420円也。 特産の南高梅のなかでも極上のものを厳選、秘伝の2度漬けでじっくりと熟成させるという。果肉が柔らかいので、ひと粒ずつ手作業でパックしてある。
クエン酸効果で持久力
1試合で15キロも走る長友選手。梅干しの効果を専門家は「試合前にうどんやパスタとかを食べるが、そのときに梅干しを食べると吸収がアップする。持久力はクエン酸効果」という。さらに、「汗をかくとミネラル分が失われるので、補給にもいい」と説明する。
その420円也の梅干しをさっそくスタジオで味わう。みのは16粒入りの箱をわきにかかえ込んでいる。ちなみにと岡安弥生アナが出したJリーガーの試合前の食事メニューのサンプルは、梅おにぎり、トマトソース・スパゲッティー、ミネストローネスープ、フルーツヨーグルト、フルーツ、100%フルーツジュースで、「どれにもクエン酸が含まれてます」という。
三屋裕子(スポーツプロデューサー)「(私も試合前は)炭水化物をとりましたけど、梅干しはいいですね。殺菌作用もあるし 海外遠征でも持って行った。小さい時から食べているものは、落ち着くじゃないですか」