ちょっと前まで流行していたネーミングライツ(命名権)ビジネス。あちこちの球場などが企業名になり、所在地をわかりづらくしてくれたものだが、この商売も景気後退とともに冬の時代を迎えたらしい。北海道札幌市は持ち物の札幌ドームの命名権を売ろうとしてるが、応募者(企業)ゼロのお寒い状況だという。
新名称にもあれこれ注文
市側の条件は、年間料金5億円以上、かつ契約期間は5年以上。「札幌ドーム」という単語を新名称のなかに必ず入れること。札幌ドームスパモニはOKだが、札幌スパモニドームではダメだという。
ちなみに番組が調べたところ、命名権年間契約額の歴代トップは、福岡 Yahoo! JAPANドームの5億円。以下、その施設を主に利用するプロチームの親会社、メインスポンサー的な企業が名前を付けたと思しき施設が並ぶ。
「(5億円は)歴代トップとタイの金額。ちょっと高いのか、ということですね」と、小木逸平アナ。コメンテイターの大谷昭宏は「なんか夢のある名前がついてるといいですね。白い恋人札幌ドームなんてちょっとカッコいいじゃないですか」と、まるで他人事な感じで、赤江珠緒キャスターも「ああカッコいいですねー」とおざなりな相づちを打っていた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト