「これまで警察はちゃんとした捜査をしていなかったということなのか。そんなことがあり得るのだろうか。それとも、何らかかの圧力がかかっていたのだろうか」
司会の加藤浩次は首をかしげた。おととし(2009年)3月に自殺した韓国の若手女優チャン・ジャヨンさん(享年29)が、友人あてに書いたとされる約50通の手紙が最近、韓国のテレビ局SBSによって明らかにされた。「スッキリ!!」はその手紙を紹介した。
韓国女優の6割が「私もさせられた」
手紙には「31人に100回以上性的接待を強要された」などと書かれていて、警察当局は筆跡鑑定から本人のものと断定、自殺との因果関係について再捜査する方針を固めた。自殺直後に「所属事務所がスポンサーらへの接待を強要、拒否すると暴行された」などのメモが見つかり、警察は事務所代表など20人を取り調べたが、自殺の原因はうつ病とされて捜査は事実上中断していた。
韓国人権委員会が国内の女優111人に行ったアンケートによると、60.2%の女優が何らかの接待を強要され、このうち21.5%の女優が性的接待を求められていたという。
ロバート・キャンベル(東大教授)「昔の話ならともかく、現在もこのようなことが行われているとは、実に卑劣で悪質だ」
加藤「日本では韓流ブームといわれているが、韓国芸能界は成長していないという証ではないか」
東方神起の解散問題、KARAの契約解除トラブル、チャン・ジャヨンの手紙と、韓国芸能界のちょっと信じられないような体質が明らかになっている。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト