「ババアのくせに」
辛かったのは胎児の病気だけではなく、その後の世間からのバッシングに苦しんだという。
――どういうことを言われたのが一番辛かったですか。
「たとえば、50歳ですから、『ババアのくせに』とか。私が言いたいのは、(自分のやり方を)決してお勧めしているわけではない。息子というかけがえのない人に出会ったけれど、すべての人にどうぞという話ではない。それをわかってもらいたいです」
――我が子に卵子提供を受け授かったことを話しますか。
「中野さんと話しているのも録画しておいて、息子に見せたいと思ってます。卵子提供という形で生まれたことを誇りに思ってもらいたい」
日本では体外受精は保険がきかないとか、費用が高いなどの壁が高い。
デーブ・スペクター「法律を作る立場にいるんだから、ぜひ保険などの問題に取り組んでほしい。それでいい子どもが増えれば、それに越したことはないんですから」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト