すわ、地球外生命体、発見か!? NASAの現役研究員リチャード・フーバー博士が、隕石から藻のような地球外微生物の化石を見つけたらしいというニュースに、番組も一騒ぎした。
隕石は150年前に地球に落下したモノであり、地球上で化石になるには期間が短すぎる。よって、宇宙から来たのだと博士は主張しているそうな。
権威ある専門誌は無視
ただし、番組が元NASA研究員の堀川大樹博士に聞いたところ、こんな大発見はNASAが公式発表するか、権威あるネイチャー、サイエンスなどに載っていてしかるべきところ、フーバー博士の論文を掲載した「ジャーナル・オブ・コスモロジー」(米の学術専門誌とされる)は聞いたことがないという。スタジオでは驚きの声が上がった。また、論文がやたら断定的に書かれているのも気になるそうだ。しかし、もし本当ならば地球外生命体のいる可能性は広がることになる――。
「どうでしょう、みなさん?」と進行の小木逸平アナが呼びかけると、鳥越俊太郎は「うーん」とクビを傾げ、赤江珠緒キャスターも「丸め込まれたような、丸め込まれないような」といぶかしげな表情であった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト