江戸時代にもスカイツリーあった!? 国芳の浮世絵に巨大な塔

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   今日現在609mの高さに達したという東京スカイツリーに「ミステリーが急浮上」と小木逸平アナ。

   なんでも、いまから180年前の江戸時代、スカイツリーが立つ場所からほど遠くない江東区永代橋付近を描いた浮世絵に、スカイツリーと似てなくもない巨大な塔がそびえ立っているというのだ。

井戸掘り櫓か…でも高すぎる

   問題の絵は、川崎・砂子の里資料館で公開されている「東都三ツ股の図」(歌川国芳作)。高さ推定15mの火の見櫓の横(~後ろ)に推定30m~45mの謎の巨大塔が見える。早い話が毎日新聞あたりがネタ元http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110304mog00m040015000c.htmlのようである。

   ただし、記事では同館館長が、塔の形状からして「井戸掘り櫓」のようだが、その界隈でこんなに高い井戸掘り櫓が建てられたとは考えにくく、画家の創作ではないか――といったコメントをしているのに対して、番組では「井戸掘り櫓では!?」と、館長のコメントを紹介。気になる高さについては「海に近いため、深く掘らないと真水が出てこない」(館長)などと、実物の櫓であると示唆している感じの内容になっていて、記事とはけっこう食い違っていた。

   巨大な塔ははたして画家の創作物なのか、はたまた実物の櫓だったのか、あるいは180年後のスカイツリーを幻視して描いたのか。謎は深まるばかりだ。

文   ボンド柳生
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