前原辞任―まだある自民党に握られてる献金話

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「この問題だけなら乗り切れるんだけど、まだ………(点々々)があるのですよ」(田崎史郎・時事通信解説委員)

   ポスト菅の有力候補と見られていた外相の前原が6日夜(2011年3月)に辞任した。法律で禁止されている外国からの献金問題を参院予算委員会で追及されてから2日後の電撃辞任だが、裏にどんな「………」があるのか。

支援企業と訪朝2回

   キャスターの小倉智昭は外相辞任を納得しかねる表情だ。

「自分では献金を知らなかったと言っているし、前原さんと焼肉屋のおばちゃんの関係を考えると、このことで辞める必要があったのといいう意見が一部で伝えられています」

   これに田崎は「5、6日の午前中まで総理周辺で取材したが、この問題だけでなら乗り切れるが、もう一つというか、二つ別の問題がある」と言い出した。

「前原さんは1992年と99年の2回北朝鮮を訪れた。とくに99年には地元(京都1区)の支援企業と一緒に訪れており、その関係で何かあるとか、全く別の献金があるという材料を自民党が握っている。この問題が表に出たらもう持たないと判断した」(田崎史郎=前出)

閣僚のドミノ辞任

   小沢元代表の党員資格を停止して再スタートを切ったはずの菅内閣だが、専業主婦の年金救済策に関する課長通達を細川厚労相が知らなかったりして、閣僚のドミノ辞任につながりかねない状況に追い込まれてしまっている。

   IT会社社長の夏野剛「(菅首相の)リーダーシップが感じられない。このまま進むと大変なことになりと思う」

   田崎「『政治とカネ』『政治主導』の金看板の2つが傷ついてしまって、政権はますます厳しくなるということでしょう」

   小倉が「日々どんどん悪くなってしまう気がしてしょうがないんですが、どうなるんでしょうか」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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