熊本・女児殺害「好きなタイプは『小学生の女の子』」

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   楽しい雛祭りの夜、熊本市内のスーパーで起きた女児死体遺棄事件。逮捕されたのは現場近くに住む20歳の私立大学2年生で、周辺取材で浮かび上がってきたのは、状況によって別人のような行動を取る二重人格的な性格だった。

空のリュック背負って物色

   死体遺棄で逮捕されたのは山口芳寛容疑者。手掛かりになったのは防犯カメラに映っていた不審な行動だ。女児がトイレに入った1分後、黒の上下に中は空のように見える大きなリュックを背負った男が女児に付いていくようにトイレに入った。およそ15分後、男は大きく膨らんだリュックを背負って出てきた。

   山口を目撃したというスーパーの関係者によると、「午後6時時10分か15分ごろ、(トイレ前の)ベンチに座ってじっとしていた。私がちょっとニコッとしたら、ニコッと返したんですよね。その後(犯行直前の)午後7時20分ごろもベンチにいた」という。

   警察がこの映像を分析した結果、捜査線上に浮上したのが山口だった。山口はどんな男なのか。自宅は事件現場から約1kmしか離れていない。両親と弟の4人暮らし。近所の人の話では、「道で会うと必ずあいさつし、町内会の空き缶回収も一緒にやっていた」という。また母親の勤務先の話では「(母親の仕事が)夜遅くなると自転車でよく迎えに来ていた」と、母親思いのイメージが浮かぶ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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