松沢成文「鞍替え都知事選」都民も神奈川県民も唖然!

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   石原都知事の不出馬濃厚で本命がいなくなり、大混戦の様相が見えてきた東京都知事選にまた1人出馬表明した。隣の神奈川県知事を2期つとめる現職の松沢成文(52)=無所属=だ。

   キャスターの小倉智昭「なんで神奈川県知事が東京で?と思っている方も大勢いるでしょうね」

   そのなぜは、神奈川県民にこそ強く、「てっきりもう1期やると思っていましたのに」「野望があるんですかね」という声がしきり。というのも、松沢は知事任期について「3期まで」という条例を自ら制定、県民にあと1期はつとめると思わせていた。横すべりの『国替え』、人気はともかく、県民は肩透かしを食らった感じ。

公約は「受動喫煙防止条例」

   松沢は東京で何をやろうというのか。まずその前に、神奈川で何をやったかだが、ハデな宣伝で耳目を引いた「受動喫煙防止条例」程度しか思い浮かばない。松沢は出馬表明会見で、この条例を東京でもやる考えを示した。さらに、関西ではすでに進められている公域行政の首都圏版「首都圏連合の強化」をいう。

   新鮮味に欠けるのを補うつもりか、石原都知事の「後継者」を盛んに前面に出しているが、当の石原都知事からのエールは「結構じゃないですか」の一言だけだ。

本命はだれ?

   これで都知事選の立候補表明は、居酒屋「和民」を創業した渡辺美樹(無所属)、前参院議員の小池晃(共産推薦)と松沢の3人。まだスキを窺っていると思われているのが前宮崎県知事の東国原英夫と行政刷新相の蓮舫参院議員。

   政治アナリストの伊藤惇夫「石原さんの不出馬が濃厚なので大混戦は間違いない」

   デーブ・スペクター(プロデューサー)「松沢さんの鞍替え批判はありますが、多摩川で草野球をやるとボールが神奈川県に入ってしまう。密接しているのでそんなに違和感はない」

   小倉「宮崎県からではダメということ?」

   自民党に続き民主党の体たらくを見てきて、政治家を見る目が肥えたはずの都民がどんな判定をするか。都知事選の投開票まであと1か月余りだ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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