相撲八百長「調査終わるまで待てない!」5月場所なし崩し開催

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   「調査といっても難しいんですね。進んでないんですね」と赤江珠緒キャスターが素朴にコメントするのは大相撲八百長メール問題の「今」。勃発から約1か月経ち、このスパモニでも取り上げられる機会は減りつつあったが、案の定、調査は難航しているという。

   調査委はメールから関与が疑われる14人を調べ、ケータイを没収したりしてるが、壊れた等の理由で提出していない者がいる。またケータイのデータ解析には相当の時間、半年はかかる見込みだという。日本相撲協会の放駒理事長は、調査が終わるまで場所は開催できないと言うが、そうは言ってもいつ終わるのか、このままでは力士らの士気が心配だ――などの理由で、調査委の伊藤座長は「調査と平行して夏場所(5月場所)を開催すべき」と主張しているそうな。

   「透明度は高めてほしいが、(八百長と無縁に)まじめに精進してきた力士は被害者だ。この問題はどこに着地したらいいのか」(作家の落合恵子)と、番組コメンテイター陣も答えを見いだせない状況だ。

トカゲの尻尾は4人処分

   一方、VTRでコメントした相撲評論家の山崎正は「現状が続くと、どこかであきらめるというか、結論を出す」ことになると予想する。具体的には「最後は(八百長への関与を認めたとされる)4人の処分をどうするか」

   これも案の定と言うべきか、多くの人が危惧していた「トカゲの尻尾切り」的な方向へと事態は進みつつあるようだ。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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