若者に追いつけない大学の危機管理
キャスターの小倉智昭「どう思いますか」
竹田圭吾(ニューズウィーク日本語版編集主幹) はこう見る。
「誰が一番不利益を被るかというと、大学は業務を妨害されるということもあるが、不正受験者の合格によって不合格になる他の受験生だ。
韓国や中国でこういうことが起きていることが分かっているのに、なぜ大学が管理しなかったか。監督不行き届き。監視カメラを導入するなど対策をとっていれば起きなかった。大学の責任が問われても仕方がない」
教育評論家の尾木直樹もこう話す。
「決して(不正は)許されることではないが、大学の危機管理も足りなかった」
小倉「時代の進歩、技術の進歩とともに、こういう不正が出てきちゃうんでしょうね」
ハイテク機器を使いこなす若者に大学のオジサンたちの想像力が付いていけなかったということだろう。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト