首相夫人までヤリ玉―「子供に見せられない」民主党お粗末ケンカ

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   きのう(2011年2月24日)開かれた民主党代議士会が、妙なことで紛糾して怒号が飛び交った。

   火種は菅首相夫人の伸子さんがマンガで登場する党機関紙「プレス民主」。民主党政権の実績をアピールする内容に、小沢派の議員が「菅伸子さんを広告塔にすると決めたおぼえはない」とかみついた。

   「こんなビラは票を落とす」「聞いてないぞ」とからむ議員に、「文句あるやつは一緒に作ればいいじゃないか」「なに言ってんだよ」と反撃が繰り出される。

   岡田幹事長が怒って「いましゃべった人は立って」といったところ、何人かが立ち上がった。まるで小学生のホームルームだ。最後は幹事長も苦笑いしていたが、要するに、坊主憎けりゃ袈裟まで…という感ありあり。

   与良正男(毎日新聞社論説副委員長)「すべて倒閣運動だと思えばわかりやすい。何度もいうが、そんなことをやってるときですかといいたい。小沢派はマニフェストを守れ、国民の生活を守れという。聞こえはいいが、自民・公明はマニフェストを撤回するなら予算通してやるといっているのに、どうやって予算関連法案を通すのか、(小沢派からは)聞いたことがない。混乱状態を作り出そう、むしろ解散をねらっているのかなとすら思える。子どもじみてますよ。子どもに見せられないよ、あんな姿」

   司会のみのもんた「早く政治家にもどってほしいね。政治をやってほしい」

   吉川美代子(TBSアナウンサー・解説委員)「国会議員の活動していないのをみると、やっぱり国会議員て、こんなにいらないんだなと思える」

   みの「半分にしてもいい。3分 の1でもいい。揚げ足取りじゃなくて、法律合戦をやりなさいよ」

「2万6000円びっくりした」何をいまさら

   折から衆院本会議での子ども手当の審議で、菅首相が「2万6000円と聞いたときに、一瞬ちょっとびっくりしたことを覚えております」と答弁したもんだから、「無責任だ」とまたまたヤジをあびた。ホントに、言っちゃいけないことをペラペラと口にする人だ。

   子ども手当は小沢一郎氏が代表のときにマニフェストにしたもの。当時の幹部は 「びっくり」しながら了承したのは事実なのだろうが、それをいっちゃあおしまいじゃないか。与良が解説した。

「決めた時は菅さんもいたんだから無責任な発言だ。これ、もともとは1万数千円で考えていたのを、小沢さんが倍増した。財源は?となった時、政権交代すればいくらでも財源はあるんだと。だが、政権に就いてみるとそうでないことがわかった。菅さんはそれをいいたかったのかもしれないが、それも無責任ですよ」

   いま民主党執行部が苦しんでいるマニフェストのほとんどは、小沢の戦略から出ている。「小沢さんにはしばらく静かにしていただいて」といったのは菅首相の本音だった。だったら、もっと早く静かにさせていたら良かったんじゃないか。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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