急げ!国際緊急援助隊「命の72時間」きょうがヤマ場

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   27人の日本人の安否が、なお不明だ。ニュージーランド・クライストチャーチの大地震。日本の国際緊急救助隊が現地に到着、本格的な救助活動が始まったが、余震が続く中、難航も予想される。急激に救命率が下がるといわれる「発生後72時間」も迫る。「スッキリ1!」は昨日(2011年2月23日)に続き、現地の状況と家族たちの様子を伝えた。

   番組の最中に、現地に向かったリポーターの阿部祐二がクライストチャーチに着いたとの一報。すぐ電話で生の印象を報告した。

「びっくりするのは、被害が限定的だということです。倒壊したビルの隣のビルは全く被害を受けていない、そんな状況が随所に見られる。阪神・淡路大震災では建物倒壊が広範囲にわたっていたが、ここではそういうことはない」

   直下型の特徴でもあり、新しいビルと古い建物の違いが出たとみている。

最新鋭機器と救助犬3頭

   日本の国際緊急救助隊は昨日23日に出発、24日未明に現地入りした。一行は警察、消防関係者、医師、看護師ら約70人。瓦礫の下に生存者がいるかどうかを確認するファイバースコープ、コンクリートをこじ開けるスプレッダー、人間の心音を採取する音響探知機などを携え、救助犬3頭も同行した。

   日本人が閉じ込められているとみられるビルの救助作業は、近隣ビルが倒壊の危険があるとして一時作業が中断されていたが、再開された。

   問題は、時間との戦いだ。生き埋めとなった人の生存率は時間とともに低下する。専門家によれば、個人差や条件にもよるが、24時間以内で90%、48時間以内で50%、72時間以内で30%という。家族たちも時間の経過とともに不安を募らせている。

   コメンテーターの本村健太郎(弁護士)は「日本のチームは災害救助の専門家集団なので十分期待できる」と話す。

   キャスターのテリー伊藤「本当に頑張ってほしい」

   今はそれを祈るだけだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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