原口一博ら「反乱するけど菅おろししない」居直り解散怖い!

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   きのう(2011年2月23日)行われた党首討論は激しいやりあいになった。

   自民党の谷垣総裁が「日本を率いていけるのか。ペケがついている」と言えば、菅首相は「予算も成立させずに解散することが国民のためになるのか」「だいぶ頭に血がのぼっておられる」

   話が予算の組み替え動議に及ぶと、首相は「われわれが丸呑みできるような案をだしてくれ」

   民主党内からも動きがあった。小沢一郎元代表の側近である松木謙公・農水政務官が辞意を表明した。小沢への「党員資格停止」処分に「どうしても納得できない」という理由だ。

   もうひとつ、原口一博・前総務相が新しい政策集団「日本維新連合」を立ち上げ、 これに50人の議員が集まった。いずれも小沢に近い面々だ。原口は「日本を地域から変えていく同士の集まり。あれもできない、これも、という『できない病』から抜け出る」という。しかし、会発足は党の分裂を避けるためで、菅おろしではないといまひとつわからない。

   原口は大阪の橋下知事らと「日本維新の会」をつくり、地域主権の実現に向け連携していくともいう。当然、名古屋の河村市長も視野にあるようで、河村は小沢とも会っている。このあたりもちと生臭い。橋下は「民主党の一組織なのか、そうでないのか、ボクらにとっては重要なところです」と微妙な言い回しだった。「小沢印」への警戒感か。これに、司会のみのもんたは「嫌ならやめればいい。菅政権がどうのこうのではなく、スッキリした方がいいのでは」

自民党は独自予算案出せ

   金井辰樹(東京新聞政治部記者)「先の16人の会派離脱と関係あるようなないような。しかし、菅ではダメだというメッセージでしょう。松木氏もマニフェストを実現したいから離党はしない、菅が代わるべきだといっている」

   マニフェストの実行が難しいから四苦八苦しているというのに、小沢グループはなおもマニフェストと言い続ける。ほとんど分党とみせながら、離党はしない。かつ勢いを得た地域政党との連携をほのめかす……。どこをとっても「菅おろし」ではないか。

   みの「だから経団連の会長に税金泥棒だといわれる。いまは予算をどう通すか、これが一番大事だ。揚げ足ばっかりとってないで」

   北川正恭(元三重県知事)「毎週でも党首討論をやって、ていねいに説明して働きかけること。野党が乗りやすいものを出すことだ」

   みの「マニフェストでも具体的に戦わすことはできないんですか」

   金井「自民党は組み替え動議、要するに自民党の予算案を出すわけです。これを民主党は真剣に検討してほしい。また、自民も丸呑みできないようなものを出すのはやめてほしい」

   北川「国家の危機なんだから、党利党略でなく党首が姿勢を示さないと」

   金井「きのうもお互いに答えてないんですよね。しゃべりっぱなし」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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