覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕状が出ているタレントでストリッパーの小向美奈子容疑者(25)。彼女をめぐる報道合戦が続いている。フィリピンのマニラで本人の撮影に成功したテレビ局もあれば、インタビューを掲載した週刊誌もある。「スッキリ!!」はマニラで小向の案内役をしていたというフィリピン人女性(25)の話を紹介した。
その女性は日本で暮らした経験があり、知人に頼まれ入国当時から小向と連日行動をともにしていた。彼女によれば、小向は「1人では寂しい」と訴え、「日本に帰ったらモンキーハウス(刑務所)で3年」と語っていた。
マニラでの生活は高級ホテルに滞在、部屋には洋服がぐしゃぐしゃになっていた。食事などの経費は小向がすべて払った。体型を気にしていて、ダイエットしたいとダンススクールに通う。申込書には自分で署名。スクールの講師によると、「(小向は)英語ができないのでレッスンは身ぶり手ぶり。楽しそうにやっていた」が、日本で逮捕状が出ていることが報じられた前後(2011年2月8日)を最後に来なくなったという。
覚醒剤で行動不安定
レポーターの阿部祐二が週刊誌報道から小向の言い分をまとめた。
①フィリピンには1年滞在する予定できた。逃げているのではない。
②イラン人は友人。覚せい剤は買っていない。
③日本の法律に触れるようなことがあれば罰は受ける。
司会の加藤が言う。
「自分で潔白だと言うのだったら、早く帰ってきてそれを言えばいい」
香山リカは精神科医の立場から、「かなり不安定な行動が見受けられる。もしかしたら、覚せい剤を常習的に使っていて、精神的な影響が出ている可能性もある」
弁護士の菊地幸夫は「これは勘ぐりですが、執行猶予期間は来年(2012年)の今頃まで。1年滞在するということは執行猶予期間が終わるまでというつもりだったのか」
まだまだ不明は点が多い。
キャスターのテリー伊藤が言うのが結論だろう。
「行方不明といったって、周りに日本人がいるわけでしょ。インタビューに応じたりするのだから、誰か本当はどこにいるか分かっているのでしょ。首根っこ捕まえてでも連れて帰るべきだ。それが彼女のためだ」