男子校芸人たち 切なくて滑稽な「性に悶々時代」

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<アメトーーク(テレビ朝日系木曜11時15分)>雨上がり決死隊が司会を務め、週ごとにテーマに沿った若手芸人たちがゲストとして登場、1時間ひたすら話し続けるという番組である。そのテーマがシュールで面白い。家電芸人、中学の時イケてないグループだった芸人など、ゴールデンに進出している名物企画も数多くある。

着替えのぞき見で視力アップ

   2月10日(2011年)のテーマは「男子校芸人」。男子校出身の芸人を集めて、彼らに中学高校時代の話をさせていく。ゲストはバカリズム、オードリー・若林、サンドウィッチマン、ピース・又吉など。いかにも暗い青春時代を彷彿とさせる顔ぶれで、トークが始まるとまさにその通りだった。

   女教師や隣町の女子高へのあこがれなど、悶々とした男子高校生の性への興味を、いささか品がないのは深夜枠だから大目に見るとして、トーク自体はなかなか面白く聞けた。

「エロ本に慣れすぎて、セブンティーンに手を出すようになった」
「200メートル離れた女子高の着替えをのぞきつづけて、視力が0.5あがった」
「男子の中で一番かわいい奴がアイドルだった」

などのエピソードが次々に出てくる。これらにはもはや可笑しいと笑う前に、ため息をついてしまった。モテない男ならこの悲しく切ない彼らの青春が自分と重なり合うからだ。

   あるあるネタで大きな笑い声を上げる彼らの目には、うっすら涙が浮かんでいるように見えたのは見間違いであろうか。

カリメロ

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