相撲協会「刑事告訴」のピンチ!講談社「謝罪と賠償金返還」要求

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   大相撲の八百長疑惑で「週刊現代」を発行している講談社が日本相撲協会を訴えることになるかもしれない。それも「訴訟詐欺」だ。

   講談社はおととい(2011年2月14日)、 相撲協会に通告書を送った。過去の八百長報道をめぐる裁判で行った協会の主張は「典型的な訴訟詐欺」であるとして、謝罪と損害回復を求める内容。7日以内に誠意ある回答がなければ、刑事告訴を含む断固たる措置をとる としている。

   問題の裁判は、4年前、週刊現代が1年間にわたって伝えた「大相撲八百長疑惑」の記事に対して、協会が名誉を傷つけられたと損害賠償などを求めて訴えたもの。最高裁まで争った末、裁判所は昨年10月、協会の訴えを認めて4785万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を命じた。

協会側証人に八百長認めた元春日錦

   この訴訟には、相撲協会と32人の力士が原告に名を連ねていたが、その中に今回の八百長疑惑で名前があがった力士が含まれていた。1人が八百長を認めた元春日錦(竹縄親方)、もう一人が否定はしているが疑惑ある豊桜だ。裁判で2人は書面で「八百長はしていない」と証言していたが、八百長メールのやりとりはこの裁判の最中だったことになる。ただ、2人が4年前も八百長をしていたかどうかはわからない。

   講談社の通告はこうした状況を受けたもので、「裁判所に『八百長はない』と誤信させて勝訴判決を勝ち取った典型的な訴訟詐欺である」として、相撲協会に謝罪と損害賠償などの返還を求めている。

   司会のみのもんた「訴訟詐欺って言葉があるんですか」

   若狭勝(弁護士)「裁判官にウソを言って有利な判決を得ることです。この裁判では、講談社に金を払えと出たわけですが、協会が裁判所をだましたからだという主張です」

   みの「協会は当時はなかったと言うしかない?」

   若狭「そうでしょうが、説得力があるかどうか。また、払った損害賠償を返せという民事もあるでしょう。協会は相当苦しい」

   みの「方便です、というわけにもいかない」(笑い)

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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