「朝刊チェック」コーナーで、沖縄の2紙 「琉球新報」と「沖縄タイムス」が鳩山由紀夫前首相のとんでもない発言を伝えていた。ともに「抑止力は方便」とある。紆余曲折の末、米軍・普天間基地の移転先がやっぱり辺野古となった時の理由が 「抑止力」だった。どういうことか。
沖縄タイムスによると、普天間基地の移転先を名護市辺野古に決めた際、鳩山が理由としてあげた「在沖海兵隊の抑止力」について、鳩山本人が12日(2011年2月)のインタビューで、「辺野古に戻らざるを得ない苦しい中で理屈づけしなければならず、考えあぐねて『抑止力』という言葉を使った。方便と言われれば方便だった」と弁明したという。
鳩山はさらに、「海兵隊自身に抑止力があるわけではない。(陸海空を含めた)4軍がそろって抑止力を持つ。そういう広い意味では(辺野古移設の理由に)使えるなと思った」と語ったという。同紙は、前首相が抑止力を後付けとする理屈を挙げたことで、あらためて日米合意の是非に関して論議を呼びそうだとしている。
「抑止力は方便だった」
司会のみのもんた「沖縄の人たちどういう思いでこれを読んだか」
杉尾秀哉(TBSテレビ報道局解説・専門記者室長)「沖縄の人たちを説得するための後付けの理屈だったとすると、あの 『学べば学ぶほど』という言葉は何だったのかとなる。もう鳩山さんはしゃべらないでほしい。こんなことを」
みの「ここまで侮辱された。ふざけるなと」
末吉竹二郎(国際金融アナリスト)「万死に価するというのはその通り。引退すべきですよ」
八塩圭子・元テレビ東京アナ「引退といっていた人が…。沖縄をいちばん理解しているはずの人がこんなことを言うとは信じられない」
杉尾はさらに「安全保障がわかってない。そうでないと抑止力という言葉は使えないですよ、普通は」
末吉「政治家の資格ないと思う」
みの「沖縄の人も怒るけど、米軍だって何だとなる。もう摩文仁の丘にのぼって1週間くらい合宿した方がいい」
末吉「その必要ない。引退すればいい」
みのが「こういう報道はこちらでは出ないから、一層ショックですよ」
うん、この男、ときどきいいことをいう。