議員が民主主義の代弁者になっていない
投開票翌日のこの朝(2011年2月7日)、「朝ズバッ!」のスタジオと河村を生でつなげた。
河村「職業政治を変えてくれという市民の強い期待を感じますね」
共同通信の柿崎明二記者が「市議会で河村さんの党が過半数をとったら、市長と議会の二元性がなくなるのでは?」
河村「根本的に間違っとる。議員が民主主義の代弁者ならいいが、いまの党議拘束はアメリカなら違法ですよ。『減税日本』は3つ(減税、議員定数、報酬)だけはリコールもやってきたから(縛りが)あるが、議員がボランティア化してくれば、党議拘束なんかなくなる。職業政治家を変えようということ」
杉尾秀哉(TBSテレビ報道局解説・専門記者室長)「起債発行しながら減税するというのは矛盾してないか」
河村「総務省の許可がちゃんと出ている。起債の残高と減税とは無関係。ちゃんと理解してもらわんといかんよ」
みの「これから何をやる?」
河村「責任ある減税というスローガンを日本中に広げていくことですね」
みの「河村さんの陣営には、これから市議会でやるという人がいた」
河村「そういう人たちが出てきた。これまでは偉いさんがやっていたけど、オレたちが庶民の政治をと。これで現職が当選したらどうにもならん。ここがポイント」
これがお上に従順といわれた尾張・名古屋の選挙かという驚きはたしかにある。名古屋が変われるのなら、日本が変わるのは簡単かもしれない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト