「小京都」と聞くと、観光ガイドのお世辞文句かなにかが思い浮かぶかもしれないが、「じつは『小京都』に条件があったんです」と小木逸平アナ。なんでも、京都自身の音頭取りで結成されたという「全国京都会議」が全国各地から小京都を募っているそうだ。
「京都との歴史的なつながり」があることなどが加盟の条件で、同会議はネットなどで小京都の観光PRをしているんだとか。現在、46市町が同会議所属の小京都である。
しかし、財政難(年会費が5万円かかる)や「遠くから来てもらってもガッカリされる」(徳島県那賀川町)、「そもそも小京都と呼ばれていなかった」(長野県松本市)などの理由で脱退が相次いでいる。一方、小江戸にも認定団体があり、「こちらのほうが条件が厳しい」(小木)そうだ。
粋と雅に出会う
なかには、京都会議認定の小京都であり、同時に小江戸にも入ってるという「そんな欲張りさんな」(赤江珠緒キャスター)町がある。栃木県栃木市だ。舟運、蔵がある、山車祭りがあるなどで小江戸の条件を満たしており、また朝廷から日光東照宮への例幣史街道があったとのことで小京都の条件にも合致。
そんな栃木のキャッチコピーは「(江戸の)粋と(京の)雅の出会う町」だという。スタジオでは失笑といった感じの声が聞こえていた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト