今朝(2011年2月3日)の「スパモニ」のトップは当然「相撲」だろうとタカをくくっていたら、さにあらず。サッカー選手の長友佑都のセリエA・インテル移籍であった。計ったのか計らずか、絶賛されるサッカー(選手)と、それにひきかえ相撲は――という対比となった。
インテルはとにかくスゴい。5連覇でスゴい、選手の年俸総額がスゴい、モラッティ会長が金持ちでスゴい…ウンヌンがスタジオで伝えられ、赤江珠緒キャスターも「鳥越さん、これは日本のサッカー史に残る移籍といっていい」と、「インテル移籍」の大偉業を大仰に持ち上げた。
話をふられたコメンテイターの鳥越俊太郎は、ナカタを回顧し、長友とくらべるというスタイルでコメントしたのだが、どうにも手を抜き、気も抜いた感じのしまらない祝福であった。
「だいぶ前になるが、中田英寿選手が名前忘れたけどイタリアのチーム(ペルージャ)に移籍した。そのとき、世界でもトップクラスのイタリアに行けた日本人が出た(それ以前にキングカズがセリエAでプレーしている)と興奮したが、それにくらべるとナガトミ(と発音しているようにしか聞こえない)選手の今回の移籍は、もうちょっとレベルが上かな。喜び方も違うなと。ゥエー(嘔吐風)という感じ」
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト