ペットのケガで119番!大バカ通報者「4件に1件」

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   650件――アナウンサーの葉山エレーヌが示したこの数字は、横浜市消防局に1日にかかってくる119番通報の平均件数だ。だいたい2分間に1件の割合。このうち4分の1が緊急性のない通報という。「スッキリ!!」はこの緊急性のない、消防局が対応に困る電話の中身を、取材にもとづき再構成した映像で紹介した。

携帯電話普及で増加

   【その1】「痛い、痛いんです。早く来てよ!」と病院の前から女性の声。急変が起きたのかと救急車が出向く。すると、動けないはずの女性が手を振って合図している。救急隊員が急いで駆け寄ると、「遅いじゃないの」となじる。訳を聞けば、診察を受けにきたが、待合室が混んでいて順番待ちするのがいやで、救急車ならすぐ診てもらえると思ったからだという。

   【その2】「ヤスヒロちゃんがけがをしちゃった。血が、血が…。もう大変、歩けないのよ!」とおばあさんの叫び。大量出血で歩行困難かと救急車が出動。おばあさんに案内されて部屋へ入ると、けがをしていたのはペットの犬の「ヤスヒロちゃん」だった。

   このほか、「鼻水が止まらない」「虫歯が痛い」「しゃっくりが止まらない」と実にさまざまな通報がある。

   横浜市の救急車は62台。本当に緊急事態が発生した時に支障をきたすのではないかと心配されるわけだ。

   司会の加藤浩次「こうなると、救急車有料化の話になってくるのも分かる。職員の方も変な電話には怒っていい」

   キャスターのテリー伊藤「携帯が普及したから気軽に電話するんだよね」

   緊急かどうか、救急車を呼んだほうがいいのかどうか、迷った時は「♯7119」の救急相談センターに通報すると、アドバイスしてくれるという。

   木村健太郎(弁護士)が「でもこの番号、覚えにくいですよね」というと、加藤「それはこっちの話」。

   昔から救急車をタクシー代わりに使うとよく問題になったが、改善されるどころか増えているようだ。困った時はまずは「♯7119」へ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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