地球はもう少し温暖化してもいいんじゃないかと思いたくなる今期の厳冬。日本海側では大雪が続き、雪下ろしなどで事故が続発している。じつはこの大雪、「スパモニ」によると、虫が知らせていたとか、いないとか――。
カマキリがたまごを木に生みつける高さで、来たる冬の積雪量がわかるという俗説が昔からある。たまごの位置が高すぎると鳥に狙われ、低すぎると雪に埋もれてしまう。なにか虫のカンによって、生む高さを決めてるのではないかというのである。
湯沢は277センチ
この説に科学的根拠などないと唾棄する向きもあるそうだが、たまごと積雪量の関係の研究を48年間続けている粋な御仁もいる。その方は昨年10月(2010年)、新潟の積雪が「大雪傾向になる」と予想した。根拠はもちろん、たまごの高さである。
十日町、柏崎、湯沢など地点ごとの予測も出ており、現時点の積雪量とくらべると、湯沢は277cm(予想)が244cmなど、「だいたい合ってるんじゃない!?」(コメンテイター・大谷昭宏=ジャーナリスト)
一方、人間(気象庁)が11月下旬に出した冬の3か月予報によれば、日本海側は平年並か、平年より少ないはずだった。
「ぜんぶ外してるじゃない」(ジャーナリスト・鳥越俊太郎)
気象庁よりは、まだカマキリのほうがあてになる!?
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト