東京の東京ドームシティアトラクションズのコースター「スピニングコースター舞姫」に乗っていた34歳の男性がコースターから投げ出され、地上に落下して死亡した事故。原因はどこにあるのか。
このコースターは定員4人で、前後に2人ずつ乗る。乗る位置や乗った人の総体重によって動きが変化し、遠心力の変化が楽しめるようになっている。そのアトラクションで何が起きたのか。
技術評論家の桜井淳は「安全バーが外れた可能性が高い」と見る。事故が起きたときの安全確認はアルバイトの女性一人で、バーを下ろして下さいと声をかけるだけで実際に安全バーがきちんと下りているかどうかの安全確認が行われていなかったと見られている
大人にも規制必要
コラムニストの勝谷誠彦「なぜ安全バーが外れたのか。その原因を解明する必要がある」
女優の三船美佳「小さな子供たちには身長何センチ以下はコースターに乗れないという制限があるのに、大人にはそうした制限がない。もし、太った人が乗って安全バーが掛からない場合もあり得るでしょう。施設側はそうしたことは想定していなかったのかしら」
キャスターのテリー伊藤は「どこかにうちのコースターは絶対に安全だという慢心があったのではないかな」と語った。
客の安全確保は運営側の義務だけれど、義務が果たされなかったときに生命が危うくなるのは客なのだから、客の方ももっと安全に関心を払うべきじゃないのか。安全バーに故障がなく、きちんとセットされていなかったのが事故の原因だとしたら、それを確認しなかった遊園地側とともに、自分で自分の安全を確保することに十分注意を払わなかった客側に問題はないか。この事故に限らず、安全を人任せという世の中になっている。