口蹄疫に続いて鳥インフルエンザと不運続きの宮崎県が今度は石粒の雨に見舞われている26日朝(2011年1月)から活発な火山活動に入った宮崎、鹿児島両県にまたがる新燃岳(1421m)。徐々に活動が激しくなり、27日午後3時41分には大きな空気振動を伴う爆発的噴火があり、石粒の雨が降った。
風向きにより被害が大きかったのは南東方向に当たった宮崎県都城市だ。市民は「火山灰というより石粒の雨ですよ」と話す。野菜は火山灰に覆われ売り物にならない。自動車ガラスは石粒でひび割れ。降ってきた災難にお手上げ状態だ。
口蹄疫、鳥フル、石粒の雨…
スタジオでは司会の赤江珠緒アナが「ほんとに宮崎はもう…」といったまま言葉が続かない。
山口一臣(「週刊朝日」編集長)「口蹄疫問題がやっと立ち直りかけたところへ鳥インフルエンザがあって、今週はこの被害でしょ。心配ですね」
赤江によると、「今日(1月28日)は西からの風だそうで、新燃岳から50㎞ほど離れていますが、東側に当たる宮崎市に被害が広がる可能性がある」という。
防災危機管理の専門家も「有毒ガス発生の恐れもあり、外出を控え、外出するならヘルメットやマスクを着用すること」を呼びかけている。
レギュラーコメンテーターの長嶋一茂が唐突に話し出した。
「来週から宮崎で野球が始まり、サッカーもやる。屋外でずっと練習するのでどれだけ選手に影響があるか」
この男はその程度しか頭が及ばない。地元はそれどころではないはず。いくら元プロ野球選手とはいえ、少しは空気を読んでほしい。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト