まもなく飛びはじめる花粉の量は例年より多いそうで、少なめだった昨年と比べると、「ひさんなことに」(みのもんた)東京は8倍、名古屋市はなんと24倍の飛散量が見込まれてるという。
例年の売り上げ2割増
そんななか、「朝ズバッ!」によれば、ある果物が花粉症抑制効果があるといわれて売れている。小林悠アナが都内のスーパーを訪れると、「バナナが飛ぶように売れていきます」。例年同時期の2割増以上の売れ行きだそうだ。このスーパーはある情報を聞いてバナナ売り場をより目立つ場所に移したのだという。
それは東京理科大学薬学部の研究結果だ。スギ花粉症のマウスに1日10グラムのバナナを3週間食べさせると、通常の食事をしたマウスと比べて、スギ花粉のアレルギーの指標となる物質量が半分以下になった。バナナの成分が免疫バランスを改善し、アレルギー症状を抑えるためと考えられる――というものだ。
人間については「患者さんに食べていただいて検証したい」(理科大の研究者)という段階だが、バナナ売り場では「(研究のニュースを聞いて)毎日食べてます」と、さっそく先物買いの客が確認されている。
「朝ズバッ!」のスタジオでは、みの伝道師がさっそくこの教えを広めにかかるものと思われた。が、「バナナがいいって。ホント、ねえ?」と、今日の「特効薬」には慎重な態度であった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト