モンスターペアレンツを教師が名誉毀損で訴えたことについて、「スッキリ!!」が視聴者に意見を求めたところ、175通が寄せられた。意見の多くは、モンスターもいるが、教師の側にも相当な問題があるというものだった。
まずは教師の親に対する声―。
◆ 落書きを注意したら、「子どもが学校が嫌いになった。落書きは授業がおもしろくないからだ」と文句を言ってきた。
◆ 学力の低下を補うよう家庭での指導を求めたら、「教えるのは学校だろう」
◆ うちの子はこんな下手な絵は描かない。成績が悪いのは教え方は悪い。
◆ なんでうちの子だけテストの点が悪い。差別だろう。
一方、親たちの教師に対する不満―。
◆ モンスターと思われるのが嫌で意見をいうのをやめた。
◆ 担任に問題があると複数の親で意見を言ったら、報復でひどい成績をつけられた。
◆ 子どもが給食を床に落としてしまい、ペーパーをくださいといったら、手でやれといわれ泣くまで怒られた。
◆ カンニングがみつかって答案用紙を破り捨てられた。
ベテラン教師の解説もあったー。
◇ 親が親になっていない。子どもに嫌われるからと叱らない。子どもと一緒になって先生を呼び捨てにしたり。かわいそうなのは、そういう親に育てられた子ども。
◇ 教師の質も低下している。一人っ子が多くて人付き合いが下手。叱り方がわからない。配慮が足りない。キレると暴力事件になってしまう。
◇ 素直に保護者と話し合うことができない。プライドだけあって柔軟性がない。プライドを外せば苦情でも保護者と笑顔で話せる。
◇ 父兄の言葉に見境いがない。「教師失格」などと平気で言う。それを言ったらお終い。子どもは間違いをするもの。教師はそれを注意してるんだから。
意見でいちばん数が多かったのは、教師の暴言への苦情だった。
怪物作るのは学校の対応
VTRを見たMCの加藤浩次「両方の言うことわかりますけど、子どもに良くなってほしいのに別の方を向いてしまう」
渡邊美樹(ワタミCEO)は「7年間教育の現場にいますけど、モンスターをつくるのは学校です」と断言する。
「教師に人間力と愛情があったら、10人のうち9人までは解決できる」
加藤「腫れ物にさわるような対応よりはいいということ?」
渡邊「向き合って言葉をぶつけ合った方がいい。子どもを愛してるんですから解決できないことはない」
加藤「残る1人は?」
渡邊「これはどこへいってもモンスター。(私立だから)出て行ってもらう。公立でも『あまりに非常識だ』といっていい」
それを言えない教師ばかりだから、こうなってるんだろうが……。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト