最後の一杯で見つけた「野村克也×二宮清純」対談
今週は小沢ものだけではなく、重なっている企画が多い。現代とポストがグラビアで「春画」の大特集(ここまで見せたらやることなくなっちゃうんじゃないかとブツブツ)。
「文藝春秋」(1月号)で慶應義塾大学医学部講師・近藤誠医師が寄せた「抗がん剤は効かない」が話題を呼び、文春は先週号で専門医たちの反論を掲載、現代も「抗がん剤治療は本当にダメなのか」をやっている。今週の文春は、近藤医師から申し込まれたのかもしれないが、彼の反論を載せている(難しくて何をいっているかわからない)。
文春と新潮は、東宮で2年間に5人の側近たちが去っていった「異変」を追いかけている。両誌によれば、昨年暮れに愛子さまの養育専任女官の小山久子さんが退職し、年明けにトップに位置する木幡清子東宮女官長が退任してしまった。それ以外にも、2009年に警察官僚出身の末綱隆東宮侍従長が退任するなど、次々に去っていっているというのだ。
なぜなのか? 木幡さんが退任した裏には「雅子さまとの『軋轢』を抱えていたのだという」(新潮)。また、こうした事態は「いずれにしても役所という組織からすれば尋常でない事態。やはり両陛下と東宮職がうまくいっていない表れなのでしょう」(元宮内庁職員山下晋司氏・新潮)
文春はこうした退任が続く理由を宮内庁関係者にこう語らせている。
「小山さんも木幡さんも退任したのは、雅子妃の御病気と無関係ではないでしょう。いまの東宮御所は愛子さまのことにかかりきりで、ご公務もほとんどない。お仕えする女官としても、居場所がなくなったと感じたのではないでしょうか」
雅子妃の病気が長引く中で、子育て、天皇家との関係など、様々な問題が起きつつあるようだ。
最後のミルク割りを頼んで読み始めたら、意外(失礼!)におもしろかったのが「野村克也×二宮清純 野球は考えたものが勝つ」(現代)だった。なかでも注目の斎藤佑樹のことを野村は、「教えることがあるとすれば、あとは相手バッターの攻略法だけでしょう。僕からすれば、あんなおもしろいピッチャーはいないね。生かすも殺すもキャッチャー次第というタイプだから」と太鼓判を押し、自分がマスクを被っていたら二桁勝たせられるといっている。
去年、大きな期待をもって迎えられた菊池雄星は1年間2軍暮らしだった。斎藤も話題になるのは開幕までにならないように頑張れ。そう呟きながら、ほろ酔いで店を後にしたが、オー寒。湯豆腐やいのちのはてのうすあかり(久保田万太郎)。湯豆腐でも食って寝るか。