今朝(2011年1月21日)の「スパモニ情報局」コーナー、小木逸平アナが「大金が一瞬で消えた。でも、しょうがない」という謎掛けで、実際に台湾であった話を紹介した。
台湾の桃園国際空港で今月16日、日本人男性(51)がスーツケースに入れていた現金2000万円の大半が一瞬にして消失、空港を出るときには84万円に減っていた。ところが、この男性のこぼした言葉が「しょうがない」だった。
台湾に入国する際は、1万米ドル(約84万円)以上を持ち込むときは申告が必要で、無申告で見つかれば没収される。この男性はうっかり申告をせずに入国、X線検査でスーツケースの2000万円が発覚し、84万円を差し引いた1916万円が当局に没収された。
マネーロンダリング防止で各国が協調し、現金の持ち込み持ち出しについて規制強化している。韓国でもやはり1万米ドル以上の持ち込みは申告が必要で、違反すると罰金などの処罰が待っている。
うっかり事前申告忘れた
それにしても、なぜ2000万円もの現金を持ち込もうとしたのか。男性は「日本は金利が低く、金利の高い台湾の銀行に預けるつもりだった」という。
ちなみに、金利差を1年物定期預金でみると、日本は0.05%(平均)に対し、台湾銀行の場合は1.12%。2000万円となると、やはりこの差は大きいか。
この日本人男性の印象を空港職員は、「台湾人なら怒るが、彼は冷静だった」という。
小木「分かりませんが、ものすごいお金持ちで、しまった!ぐらいで済んだのかも…」 それにしてもあるところにはあるもの。今度は日本の国税当局から目を付けられるか。