名前言える?影薄い民主党国対委員長…国会乗り切りの要なのに

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   永田町で得たどうでもいい雑学知識を披露する三反園訓(テレビ朝日コメンテーター)の「永田町トリビア」コーナー。国会乗り切りのカギを握っている国対委員長を取り上げた。

   のっけから三反園がどうでもいい質問。

「先週14日(2011年1月)の菅改造内閣は戦後初の○○改造だったのですが、○○とは何だと思いますか」

   やく・みつる(漫画家)が「内閣改造がしょっちゅうあるんで…」と困った顔をすると、三反園は「戦後初の仏滅改造だったんですよ」

野党案を丸呑みする腹芸

   そんなことに構っちゃいられないほど、通常国会乗り切りで頭がいっぱいの菅政権。命運を握るのは国対委員長だ。

   過去の好例として引き合いに出したのが、「金融国会」と呼ばれた98年7月~10月の臨時国会。金融機関の不良債権処理や破たん処理策など、金融関連法案を通過させないと日本発の世界恐慌になりかねないといわれていた。この時、自民党の国対委員長だったのが古賀誠衆院議員で、政府案を廃棄して野党案を丸呑みし乗り切った。その結果小渕政権に求心力がつき支持率もアップした。

   ここまでは良かったが、あとはトリビアの意味通り、どうでもいい過去の自民党時代の話が延々と続いたあと、最後に、自民党時代に国対委員長の経験がある渡部恒三・民主党衆院議員がVTRで登場。今回の内閣改造で国対委員長就任の話が出たことに触れた。

「(私に国対委員長の話が出たのは)仙谷くんを官房長官に留任させたかったから。留任の場合は私が何がなんでも引き受けなくてはと思っていた。仙谷くんの留任がなくなったのでこの話はなくなった」

   国対委員長は法案を通すための司令塔で、その国対委員長役が機能しなかったのか、昨年秋の臨時国会の法案成立率は過去10年間で最低の37.8%だった。

   渡部は「菅くんは反対演説するだけで、この法律を通さなければならないという立場で働いたことがない」

   では、最高顧問なのだからアドバイスすればいいと思うのだが、肩書きはお飾りなのか、党内で相手にされていないからなのか、いつもの黄門節でおしまい。

   それにしても、永田町トリビアで新国対委員長の名前(安住淳)は1度も出てこなかった。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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