ヒップダンスで日本のファンを魅了している韓国の女性5人組グループ「KARA」が分裂の危機にあるという。小木逸平アナが「スパモニ情報局」コーナーで詳しく伝えた。
代理人をつめる弁護士事務所が19日(2011年1月)明らかにしたところによると、リーダーのパク・ギュリ(22)を除いた4人が所属する芸能事務所に専属契約の解除を申し入れた。その後、ク・ハラ(20)が撤回したため、最終的に申し入れは3人になった。
解除を求める理由について、代理人は「基本的には所属事務所側に問題がある。前社長が病気で倒れ、現経営陣に代わってからこの問題が起きた。現経営陣は専門性がなく、KARAに対してのケアが不十分だった」と説明している。新たに社長に就任したのは前社長の妻という。KARAと所属事務所の契約は7年。契約は残りわずか1年というのに、具体的には何が起きたのか。
事務所がマネジメントを誤解
契約解除を申し入れている3人の主張は、「望まない芸能活動を無条件で強要し、人格を侮辱した」ことだという。以前から噂のあったスポンサーへの接待などをなんとなく想像するが、漫画家のやく・みつるも次のようにコメントする。
「望まない芸能活動とはどういうことを意味するのか、人格を侮辱したというのはいったい何を強要されたのか。後ろで操っている人が自分の利益のために操縦していることも考えられる」
所属事務所側も譲らず、「根拠のない主張。事務所の名誉を深刻に棄損する行為」と反発、現状は回復不能なところまできており、このままでは分裂の可能性があるという。
韓国の芸能事務所とタレントの対立は、東方神起の一部メンバーが長期の拘束を嫌って裁判を起こしている。日本で見ていると、忽然と出現したかと思うと突然破綻。光と影の落差がはなはだしい。
女優の東ちづるは「(韓国の芸能事務所は)マネジメントを誤解している。(タレントとは)パートナーシップであるべきなのに、支配しようとするんですよ、そうなるとうまくいかないですよね」と話す。