ちょっと待って!それ風邪じゃない…命危ないマイコプラズマ肺炎

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   厳しい寒さが列島を覆っている。インフルエンザが猛威をふるう季節の到来だ。街にはマスク姿が目に付く。国立感染症研究所の調べでは、全国の患者数は前週の2倍に上った。

   厚生労働省によると、今年の傾向は幼児から20~40代が半数以上を占めていることだそうだ。ただ、今年は新薬が認可され4種類に増え、ワクチンも希望者全員に応じることができる5800万回分を用意しているという。こうした中、「とくだね!」は、風邪によく似た症状のマイコプラズマ肺炎の危険性について注意を呼び掛けた。

医者でも見分けむずかしい

   レポーターの平野早苗が報告する。最初は熱が出て風邪のような症状で始まり、それで治る人もいるが、重症肺炎になり、まれではあるが呼吸不全の状態になり、命が危なくなるケースもあるという。特徴は長引くせき。風邪は治ったのに、せきが続くようだと要注意だ。潜伏期間が4週間と長く、その間に他の人にうつす危険があるので「歩く肺炎」との異名もある。幼児から30代までの若い人に多いという。医師でも風邪と見分けが難しいので、呼吸器内科の専門医に診てもらった方がいいという。

   自宅での予防策としては、基本はうがいと手洗い。湿度管理も大切で、室内を55~60%の湿度を保つこと。梅雨時の湿度だが、加湿器に加え、濡れた布を置いたり、洗濯物を干したりするとよい。部屋の中でのマスクも効果があるという。

   司会の小倉智昭がいう。

「医師でも判断が難しいのか。先生にこれマイコプラズマではないのですか、と言えますか。嫌がられてもいいから、食い下がることですね」

   コメンテーターの竹田圭吾(ニューズウィーク日本版編集主幹)も「こじらせたら大変。面倒がらずに医者にいくことですね」

   芸能デスクの前田忠明「素人判断せずにすぐ医者へいった方がいい」と意見は一致。インフルエンザのピークは2月前半というから、予防につとめるとともに、かかったと思ったら、早めに医者へいくことだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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