自主トレが始まったばかりの北海道日本ファイターズの斎藤佑樹投手。昨日(2011年1月12日)、千葉県鎌ケ谷市の2軍の練習施設には2500人のファンが詰めかけた。高校、大学と大活躍し、「佑ちゃん」の顔は子どもたちからお年寄りまで広く知られているが、思わずホントか! と言いたくなるハプニングがあった。
今朝(1月13日)の「とくだね!」で、初練習の様子を中継したアナウンサーの田中大貴が、「実はきのう大変申し訳ないことがありまして」と詫びの言葉を口にした。
大変申し訳ないことがありまして…
12日の「とくだね!」の中継、寮から出てくる斎藤を230人の報道陣が今か今かと待ち構える。午前9時52分、選手が1人出てきた。田中が「ちょうどいま、出てきました。ちょっとはにかみながら。あれっ、違うかな」
スタジオにいる司会の小倉智昭が画面を見ながら「佑樹だよ」。アナウンサーの中野美奈子も「そうですよね。そうです」と応じる。
ところが人違いだったのだ。出てきたのはドラフト3位で入団した東洋大学の乾真大(いぬい・まさひろ)投手。斎藤が姿を現したのはその1分後だった。田中アナばかりではなく、他局の中継も田中につられるように間違えた。
あらためて2人の写真を並べると、端正な顔立ちや髪型、さわやかな笑顔がそっくり。田中が弁明する。
「2人とも高校、大学時代から有名で、昔から良く似ているといわれていた」そうと知っていながら、どうして間違えたのかと言いたくなるが、報道陣もそれほど緊張していたのだろう。
田中は後で謝ったというが、「佑ちゃん」と間違えられた乾は「結構似ているといわれます。(間違えられても)テレビに映るので」と笑顔で話していた。乾は東洋大姫路高出身で甲子園にも出場、大学でも活躍し世界選手権の代表にも選ばれた。背番号は「16」。「18」の佑ちゃんに負けないよう活躍してほしい。